夏休みや春休みなどの長い休みや、天気が悪くて家にヒキコモる日が続くと、どうしてもテレビや動画、ゲームの時間が増えますね。
ママも人間なので家の事はしたいし、静かにしててほしいし、ずっと子どもの相手をすることはむずかしい。動画やテレビは子どもが静かに見てくれて手を離れるので、ありがたい。…本音では。笑
そんなことをが多くなると、テレビやゲームが当たり前になってしまって、ママが「やめなさい」と言ってもやめなくなる。…気が付いたら、依存しているっぽい。でも、どうしたらいいかわからない…と悩んでいるママ、いませんか?
わが家の娘もそうでした。
娘に試してみて、うまくいった(と思っている)方法をまとめました。
いまから少しずつ変えていきましょう。
・子どもがメディアに求めているものはなんだろう?
・取り上げたら逆効果!じゃあどうするの?
・減らすときに導入するもの
・最後は外へ、本へ、実験へ。
それでは始めます♡
もくじ
子どもがメディアに求めているもの
今の私たち親がまだ若く、オトナの階段を登っていたとき、友達や恋人との長電話とかSNSを手放せない時期ってありませんでしたか?
ゲームやマンガにハマっていたときはありませんでしたか?
タバコとかお酒がやめれなくて、今も苦労してる人、いませんか?笑
誰でも『依存』というものは経験したことがあると思います。一度依存するとふっきるのになかなか時間がかかりますよね。大人でも苦労するのに、理性が未熟な子どもの身にそれがおこっているワケです。
…想像するだけで、大変そうです💦
いわゆる『メディア依存』と呼ばれるまでには、いくつか段階(ステップ)を進んでいます。今回は、幼児や小学校低学年のテレビ動画を例にして、ステップを大きく3つに分けて、そのステップごとに子どもがメディアに求めているものを見ていきましょう。
ステップ1:しかたなく
「外で遊びたいんだけど、雨が降ってて遊べないから」とか「おなかがすいたけど、ママが忙しいから」など、したい何かがあるのに、それができないのでしょうがなくみる。それが『しかたなくメディア』
やりたいこと>メディア
ステップ2:ひまつぶし
こないだ見たらおもしろかったー。「見ていいよ」ってパパが言ったし、ひまだから見よう。これが『ひまつぶしメディア』
やりたいこと=メディア
ステップ3:気が付いたら
テレビが点いてるからみてる。とくにやりたいこともないし、テレビがあればこれでいいや。これが『気が付いたらメディア』
やりたいこと<メディア
この次のステップは、どんな状態か予想がつきますか?
はい、「もうこれがないと…」ってステップです。
…やめるのが大変な段階💦
でも、ちょっと気づきませんか?ぜんぶ受け身なんです。
ステップ1も2も3も、本人よりも大きな誰かが、その子どもに与えてるんです。
そう、子どものメディア依存のきっかけはオトナです。
取り上げるのは逆効果
まあ、そんなこと言っても、依存しちゃってるんだから仕方ない。
時間が戻るわけないので、解決策を考えないといけません。
結論から言います。取り上げるのは逆効果!です。
ダイエットしたことある人いますか?
…食べるのガマンな減量はリバウンドしやすい。のと一緒です。
少しずつ減らしていく。急がば回れ。遠回りのように思えますが焦りは禁物です。
減らしていくときに有効な作戦
メディアと接する時間を少しずつ減らしていきたいのですが、今まで長時間みていたテレビを「はい、じゃあ今日から●分ね」と言っても、実際むずかしい。そんなときオススメするのが次の2つです。
・他のことに熱中させる
・見る内容を変える
作戦➀他のことに熱中させる
言わずもがな「時間かお金をかける」やつです。
時間をかける
親が一緒に遊んだり、出かけたりして、目と手をかけてあげることで、子どもの本来の欲求を満たすことができるハズです。『メディア依存』になるきっかけだった「ママが忙しいから」の「ママ」は近くで一緒に遊んでくれてます。
お金をかける
習い事をはじめて、そもそもメディアに触れる時間を減らしてあげることです。ママは近くにいないかもしれないけど、やることがたくさんあって、結果的にメディアから離れることができます。
作戦➁見る内容を変える
…わかっているけど、時間とお金をかけるって結構大変。
ということで。今回、私がオススメするのはこの方法です。見るモノの内容を変えるんです。どんなふうに?知らず知らずのうちに子どもの知識や学びになるものに!です。
実際、わが子がハマって大好きなった「ウシシ、作戦大成功♪」なものをご紹介します。
科学実験系
理科の科学実験です。我が家の長女がハマったのは大科学実験(NHK)!
「虹を何重にも作ってみみる」や「太陽の光で料理する」など、子どもが知ってそうな基礎知識をもとに、大人が大実験をする番組です。大人の私もワクワクしながら一緒に見てました!笑
生命の神秘?系
次女が意外にもハマった動物の生命。ダーウィンが来た!
彼女が気に入ったのは、ライオンやチーターといった、ネコ科の猛獣。獲物を狙い、捕る瞬間などは食い入るように見ていました。…血が騒ぐのかな。笑
歴史系
こうして三女は歴女(レキジョ)になりました。西郷どん(NHK大河ドラマ)
2019年のNHK大河ドラマです。北川景子さんがおキレイでしたね。私は幕末が好きなのでNHK大河「西郷どん」を見ていました。三女は小学2年生ながらも、なにか惹かれるものがあったのでしょう。毎週欠かさず、しかも3回は繰り返し見ていました。
さいごは外へ!本へ!実験へ!
さて、なるべくお金をかけずに、手間もかけずに、『見る内容を変える作戦』で、メディアに夢中なのは変わらずとも気がついたら学ぶ方向にシフトしつつあるとします。
そうなったら、最後のステップ。外へ!本へ!実験へ!です。
さきほどご紹介した「ウシシ、作戦大成功♪」なわが家の三女ですが、その年のクリスマスプレゼントは『西郷隆盛』の本でした。その本は彼女のバイブルになって何度も何度もくり返し読んでおり、立派な西郷オタクが完成しました(笑)。この記事を書いている現在、坂本龍馬に夢中になっています。
結果的に、ディズニーアニメばかり見ていた三女は坂本龍馬の歴史人物本を読んでいるわけです。時間にして約半年。
その子の性格や嗜好によって、夢中になるものが違います。メディアに悩まさせている子が何でココロを動かすかを探るのは、まさに親の腕の見せ所♪
ほかの娘も、結果的に天体望遠鏡を買って空を眺めたり(記事にまとめました!)、動物アレルギーを持っていながらも散歩している犬を見つけると吸い寄せられています(笑)。メディアゼロになったわけではありませんが、実験して体験したり、外に出て実際に触れたりと、メディアに接する時間を減らすことには成功しています。
メディアが学校教育にも取り入れられてきている現代では、メディアとどうつき合うかが課題になってきています。
メディアに振り回されない、メディアをうまく利用する方法を親子で探していけたら最高ですね。
本日は以上です。
さいごまでお読みいただき、ありがとうございました。
娘がハマったNHK番組は