「絵本の読み聞かせ」って、その言葉だけでなんだかすごく子どもに手をかけるいいお母さん・お父さんがするイメージがありませんか?(笑)
実際その効果はとても良いものなので、読み聞かせをしているお父さんお母さんは、もれなく素敵な親御さんです!
でも、その反面、こんな意見も小さい声で聞こえてきます。
そう考えてるアナタ!大丈夫!
じつは、読み聞かせは、
誰でもできるし、何か練習しないといけないような事ではありません。
毎日バタバタしていて面倒くさがりなお母さんでもすぐに簡単に取り組めるものです。
それでいて、親子の時間が充実するし、もしかすると教育的な効果も見込めるかもしれないのが絵本。
労力対効果は抜群です!?
だからこそ、ズボラな方にぜひ「絵本の読み聞かせ」を取り入れてもらいたいっ!
ずぼらな方に読み聞かせがぴったりな理由5つ、必見です!
もくじ
ずぼらな親に読み聞かせがピッタリな理由5つ
理由1
親のするべき行動が決まっている
理由2
スキンシップがとれ、遊びの相手がしっかりとできる
理由3
アルバム的な思い出の品が、自然とできている
理由4
言葉の発達や芸術を慈しむ心を育てるのに一役買う
理由5
一度にできる!
くわしくご説明しましょう。
理由1:親のするべき行動が決まっている
我が子からの「ママ(パパ)、いっしょに遊んで~」。微笑ましい言葉ではありますが、…余裕がない時ってちょっと困りますよね。
何で遊ぶか探したり、子どもが何をしたいのか聞き出したり…考えるだけでも一手間かかります。
そのうえ、遊びによって用意に時間がかかったり、遊びはじめた後もどう発展させるか考えたり。…子どもが熱中しはじめたらそれはそれで良いのですが、今度は付き合っているこっちが少し退屈してしまったり(笑)
その点、読み聞かせでは、準備は絵本を持ってくる、ただそれだけ。
そして親の私たちがする事ははっきりと決まっています。そう、おはなしを読むこと。
絵本は、遊び方が指定されている楽なおもちゃなんです。
理由2:スキンシップがとれ、遊びの相手がしっかりとできる
加えて読み聞かせの時間はスキンシップが取りやすいです。
積み木をしながらおんぶしたり、ボールを転がしながらは抱っこはしませんよね。
でも、絵本だったら膝の上に乗ったり、横にくっついたりすることはとても多いです。その状態で一緒にワクワクしたりドキドキしたりする時間は、子どもにとってとても心地よいものではないでしょうか。
もちろん、積極的にいつでも抱っこやハグして良いのですが、意識しなくても自然とできるのはありがたい。
しかも、読み聞かせなら、普通の抱っこやハグよりも長い時間くっついていられますよ。
理由3:アルバム的な思い出の品が、自然とできている
時間が経って、ずいぶん前に読みきかせていた絵本の表紙を見かけると「懐かしいな」と昔をフラッシュバックします。おはなしがかいてあるからなのか、当時の状況を鮮明に思い出しやすいです。
私の子どもはもう中学生になってしまいましたが「懐かしい」って言える物が家にあるのは良いことだなぁ。と最近ふと感じます。
どの絵本にも、
「これ、すごく気に入って何度も持ってきたんだよ。」
「気づいたら落書きしててこんなになっちゃったんだよ。」
「『パパンがパンパンダ~』(※1)ってセリフでいつも笑っちゃうよね。」
「こんな公園があったらいいなってみんなで言ってたね。」
などなど、思い出があります。
大切な人形やおもちゃも、取っておいたりビデオに収めたりして素敵な思い出にすることができますが、絵本は場所をとらない大きさで、記録を取らなくても残っていきます。
しかも、きっと子どもには、絵本をひらいた時に当時のパパやママの声が聞こえてくるんでしょうね。
というのも・・・、
私自身が幼少期に読んでもらった絵本を今開くと、やはり母親の声で再生されるのですが、まわりのママ達に聞いてみてもそうだという声が多いです。つまり絵本はとっておくだけで声の思い出を子どもの記憶に残しておけるということ!です。
幼児期の記憶は成長とともに薄れがち・忘れがちですが、そんな中でも記憶に残る『読み聞かせのママ(パパ)の声』って、それだけ子どもが本能的に求めているものなのかもしれません。
読み聞かせ日記などをつけると記録としてはもっと良いです。が、私はそこまではしていません。笑
それでも、絵本を開けば当時のやりとりが思い出せるとても嬉しいものになっています。
※1…『パンダ銭湯』作:tupera tupera/絵本館 に出てくるセリフ
理由4:言葉の発達や芸術を慈しむ心を育てるのに一役買う
絵本は芸術品です。作家さんの想いをのせた素敵な絵と洗練された日本語でかかれています。
我が家はあまり美術館に行くような雰囲気ではありませんし、私の日本語も決して褒められたものではありません。
でも、良い本によって随分と良質な言葉のシャワーを浴びて奥深い絵の世界を堪能できたと思います。
絵本を読んでおはなしを楽しむ中で、日常では出てこない言葉、親にはかけない絵画に自然と触れることができてしまうのです。
理由5:一度にできる!
パパ・ママという生き物は毎日やることがたくさんありすぎます!
仕事や家事の傍ら子どもと遊んでスキンシップをとって、教育もして思い出も残す…。そんなスーパーマンみたいなことできるかいなっ!と匙を投げた手で絵本を取りましょう。笑
絵本はそれらが1つで済んでしまう強力な味方です!!
忘れてしまった人のために復習タ~イム。
子どもと遊んでスキンシップをとって …理由2
教育もして …理由4
思い出も残す …理由3
ほらね、
仕事や家事の傍ら子どもと遊んでスキンシップをとって、教育もして思い出も残す。そんなスーパーマンみたいなことが絵本の力を借りれば一度にできちゃいます!
わが親子のお気に入り絵本をご紹介
以上5点、オススメポイントをみてきましたが、いかがでしたでしょうか。
さいごに、わが親子のお気に入りを少しご紹介します。
【おひさまパン】
親子ともに綺麗で優しい言葉がお気に入りです。表紙見返しと裏表紙の見返しで色が違うのを発見してうっとりしたり、載っている作り方通りにパンを作ったことも良い思い出です。
【くっついた】
三男が小さい時に毎日のように読んでいた本です。読みながらほっぺたとほっぺたをくっつけたりして、とてもかわいかった!赤ちゃん絵本は特にスキンシップのチャンスかもしれませんね。
【100かいだてのいえ】
セリフのない部分も、親子でいろんなことを想像して、読む度にその時その時の世界が広がったりするので何度も遊びました。本屋でシリーズの新刊をみると必ず「買ってー!」と言われましたね。
【じごくのそうべい】
関西弁といったらいいのでしょうか。方言がさらに内容をおもしろくしていて、読むより読んでもらう方がしっかり内容を楽しめるのか、「読んで。」と言われることが多かった絵本です。子ども達がゲラゲラ笑うので、私も読んでてついノッてしまう、そんな思い出があります。
絵本の読み聞かせは、
手間なようで実は2分から5分ぐらい。長くても10分位のものがほとんどです(もちろん、もう少し時間がかかる絵本もありますが)。
1日のなかのたった10分で「素敵な親になれる」側面がありつつ、子どもにとっても嬉しい時間を過ごせるのなら、やってみる価値があるのではないでしょうか。
そうはいっても、
「子どもがあまり聞いてくれない。」
「読み方が不安。」
などという方のために、
次回は読み聞かせの実践編についてのご紹介します。
お楽しみに♪
お子さんと絵本を使って楽しんで、ついでに周りの方々に良いお母さん・お父さんのイメージをつけちゃいましょう(笑)
今回は以上です。
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました。